メモを覗いてくる直へと見やすいように傾けたりしながら、次々と決まる行き先をさらさらと書き込んでいく。依頼の場所の埋まり具合と向かう先の埋まり具合に、ほろりと息を零しながら。
「そろそろ時間も迫ってきたし、実習棟の方に向かいます。 メンバーは福良と桐石と俺で決定、かな。二人とも宜しく。 …あと、柳さんがボコりに行かなくてもいいよーに、がんばります。けど、もしもの時はお願いします。流石に三度目ってなると、後輩の吉川も可哀想なんで…。」
最初は面々へ、次に練と登也の方を向いて笑む。 それからちらりと茜の方へ視線を向ければ、ちょいっと眉を下げて笑い告げた。最後には「でも手加減、してあげてくださいね」と、親指と人差し指で小さく示していたけれど。
【移動:実習棟へ】 (PL:お先に提出させて頂きます。) |