>水島さん 「あれっ。東さんいつの間に…」 すばやい動きでいなくなっていたらしい東に気づくと、 食堂の感想…とおなか減りっ子なことを呟きながら、
「残念です…東さんからも食堂のお話聞きたかったです。 七島さんはお弁当派なんですねー。 唐揚げ定食が名物なんですかっ? …深海さん、お土産に包んでもらっては来てくださらないでしょうか…」
唐揚げはたいそう好きなので、ほわわ…となりつつ 食堂へ向かった深海の消えた方角を見やって、 無茶な希望をそっと唱えていた。
>しののの先輩〜女子トイレ班&ALL 傘は平気、という東雲に「らじゃですっ」とこくんと頷いて 口元を緩めると、あとは出発することに…
「わぁい、揚羽さんも一緒ですーっ …う…? う、うーん、うーん…うーんー…っ ……と、時々ね…? …はーちゃ、こわいの強いねぇ…」
その立場でハナを守りたし…と思いながらも、 折角の申し出部分には、半分は頼って、半分は守る!と たいそう恰好悪いことを決めたらしい。
>茜さん 迷いの続いているらしい茜に少し考えて、 「そうですね〜… もし、【紫の霧】の発生源が『建物の外』でいいのなら、 『洋風庭園』『駐車場』なんかはチェックしておいてもいいのかな…? っていう気もしますけど…」
行く理由にはちょっぴり決め手に掛けるというか…と お勧めしきれないままに首を傾げる。 理由を考えてみただけで、そうとは限らないの…で。
「茜さんが気になってる場所があって、人と重なるの気になさってるだけなら、好きなところ行っちゃっても大丈夫かなって思いますよ。 女子トイレもだいぶん大人数になりましたし…」
と、最後の部分でちょっぴりおかしそうに口角を緩めて。 複数の方が安全なこともありますし、と。 そうして、茜の行き場所を見届けた後に出かけてゆくのだろう。
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